朝は、目覚めの一杯。
お仕事や勉強中は、リフレッシュの一杯。
一日の終わりに、リラックスの一杯。
このような感じで毎日コーヒーを数回飲んでる方、多いんじゃないでしょうか。
でもそんな生活の一部であるコーヒーが歯に悪いということを知っていましたか?
コーヒーを飲むことで、歯が黄ばんでしまったり、歯周病のリスクを高めたりしてしまうんです。
何のケアもせずに飲み続けていると、知らない間に虫歯になっていたり、歯が黄ばんでた!なんてことも…。
今から伝えるポイントをしっかり抑えれば、コーヒーを我慢しなくても良いんです!一緒に見ていきましょう。
この記事では、どうしてコーヒーが歯に悪いのか、コーヒーを飲むときに気をつけるべきポイントを紹介しています。
気をつけるべきポイントをおさえて、大切な歯を守りながらコーヒータイムを楽しみましょう。
【原因】どうしてコーヒーは歯に悪いの?
コーヒーを飲むことが習慣化している方にとって、歯に悪いものを毎日摂取しているとなると、やはり心配になってしまいますよね。数多くある飲み物の中で、どうしてコーヒーが歯に悪いと言われているのでしょうか。
原因は下記の4つです。
- ステイン
- 砂糖
- カフェイン
- 歯石や歯の表面の傷
詳しく見ていきましょう。
1.ステイン
コーヒーを飲むと、歯が黄ばみやすくなります。その原因はコーヒーの色がそのまま歯に付着しているのではなく、コーヒーに含まれるステインによって歯に着色を作ってしまうんです。
そもそも「ステイン」とは何なのでしょうか。
食べものに含まれるポリフェノールが歯を覆っているペリクルという唾液成分を結合することでステインに。毎日の飲食によって徐々に蓄積され、やがて目にみえるようになっていきます。
『引用:ステインって知ってますか?ーOra2』
コーヒー以外にもポリフェノールが含まれている飲み物として、紅茶や緑茶、ココアなどがあります。
「コーヒーを飲む習慣がないから、わたしは大丈夫!」と思っていても、上記の飲み物を習慣的にとっていると、コーヒーと同じように歯に悪い状態になっているのです。
2.砂糖
昔から言われているように、砂糖は歯周病や虫歯のリスクを高めてしまいます。
コーヒーをブラックで飲めない方は、砂糖やミルクを入れて飲みますよね。1日何杯も飲むコーヒーに毎回砂糖を入れていたら、結構な量の砂糖になりますね・・。
ブラックで飲めると言う方も、インスタントコーヒーには砂糖が多く含まれていることがあるのでご注意を!
3.カフェイン
コーヒーに含まれるカフェイン歯を覆う被膜を着色させ、黄ばみの原因になります。また、下記のように、摂取しすぎると体の具合が悪くなることが報告されています。
カフェインを過剰に摂取した場合には、中枢神経系の刺激によるめまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠症、下痢、吐き気等の健康被害をもたらすことがあります。
コーヒー以外にも、眠気覚まし用の飲料や、エナジードリンクにもカフェインが含まれています。摂取するときは歯のためだけでなく、体のためにも飲む量を調整することが大切です。
4.歯石や歯の表面の傷
先ほど、ステインやカフェインが原因で歯が黄ばむと言いましたが、歯石が溜まっていたり、歯の表面に細かい傷があったりすると、さらに黄ばみなどがつきやすくなります。
歯石は普段の歯磨きでは除去できない汚れなので、歯医者さんへ行って歯石取りをする必要があります。
歯石をそのままにしていると、歯の黄ばみだけでなく以下のよう症状がみられます。
- 歯周病のリスクが高まる
- 口臭の原因になる
- 虫歯になる
歯石取りは、一般的に3〜6ヶ月に1度の頻度で行うと良いそうです。今まで行く機会がなかった方や、前回やってから半年以上間隔が空いている方は、ぜひ歯医者さんに行って歯石取りをしてくださいね。
【対処法】「歯に悪いけど、コーヒーは飲みたい・・」気を付けるべきことは?
「歯に悪いことは分かったけど、やっぱりコーヒーは飲みたい!」
そんな人は、下記の3つのポイントに気を付ければ大丈夫!
- コーヒーを飲んだ後は早めに口をゆすぐか水を飲む
- しっかりと歯磨きをする
- 砂糖を控える
詳しく見ていきましょう。
1.コーヒーを飲んだ後は早めに口をゆすぐか水を飲む
コーヒーを飲んだあとは、水を飲んだり、うがいをしたりして、口内を一度リセットしましょう。こうすることで、カフェインやステインによる歯の沈着を防ぐので効果的です◎
カンタンにできることなので習慣化して取り組むといいですね。しかし、口ゆすぎはあくまで補助的な役割なので、できれば歯磨きをすることをオススメします。
2.しっかりと歯磨きをする
基本中の基本ですが、しっかりと歯磨きすることが1番大切。
歯磨き粉に含まれる研磨剤によって沈着した色素を除去したり、歯周病の原因である歯の磨き残しから歯に付着するプラーク(歯垢)を除去します。
「歯磨きなら普段からしてるから大丈夫!」
と思っていても、実はきちんと磨けていない可能性もあります。
忙しい時やカンタンに磨くことに慣れてしまうと、歯磨きの工程が簡易化してしまいます。磨き残しがあるとプラークが蓄積して黄ばみの原因になります。
ここで正しい歯の磨き方を確認してみましょう。
<奥歯>のみがき方
奥歯周辺はハブラシが入りにくく、みがき残しの多いところ。奥歯に届きやすいハブラシを使うのがおすすめです。
<前歯の裏>の磨き方
下の前歯の裏側は、唾液の分泌腺があり、歯石がつきやすい場所です。
<歯並びの悪いところ>の磨き方
歯並びに凹凸があると、その部分にハブラシが届きにくいものです。ハブラシを縦にして、1本ずつみがきましょう。
<歯と歯肉のさかいめ>の磨き方
歯と歯肉のさかいめは、ハブラシの毛先が届きにくいので、毛先を入れ込むようにしてみがくのがポイントです。
正しい歯の磨き方でプラークをしっかり除去しましょう。
デンタルフロスを使用すると、歯磨きで取り切れなかった汚れも取ることができるのでオススメです。
3.砂糖を控える
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砂糖を控えるだけで、歯周病や虫歯になる可能性をグッと下げることができますよ。
食事中の遊離糖は虫歯の発症に必須の因子です。虫歯は、口腔内の細菌が糖を代謝して酸を産生し、歯の硬組織(エナメル質と象牙質)のミネラル成分を溶かすことで発生します。
多くの国では、糖を添加した飲料、例えば果物ベースの甘味飲料やミルクベースの甘味飲料、100%果汁などが、また、菓子、ケーキ、ビスケット、甘味シリアル、甘いデザート、ショ糖、ハチミツ、シロップ、および保存料などが、遊離糖の主要な供給源です。
遊離糖の摂取量を総エネルギー摂取量の10%未満に、理想的には5%未満-に制限することで、生涯を通して虫歯のリスクが最小限になります。
ちょっと難しい表現ですが、つまりは砂糖は虫歯の原因で、砂糖を減らすことで虫歯のリスクも減らすことができるということです。
また、コーヒーに砂糖を入れる人は、コーヒー以外でも砂糖を取りがちだとか…。コーヒーと一緒に甘いスイーツを食べることってありませんか?最高に美味しい組み合わせですよね。
コーヒーに砂糖を入れる派のあなた。少しだけでも砂糖の量を抑えてみませんか?
でも私は砂糖が入ったコーヒーが大好きなんですよね…。
【これで解決】コーヒーを飲んでも歯は守りたいならマウスウォッシュ!
「コーヒーを飲むのは日課だから、やめることは難しいよ!」
「気をつけることは分かったけど、毎日はやってられないよ!」
気を付けたいポイントを説明しましたが、習慣化して飲んでいると、毎日なかなかそこまで気が回らないという方もいらっしゃいますよね。かといって、コーヒーを飲むことを急にやめるというのも難しいです。
そんな方は毎日の歯磨きに「マウスウォッシュ」をプラスで習慣化することがおすすめ!
「マウスウォッシュ」にはオススメポイントが4つあります。
- 虫歯・歯周病予防になる
- 口臭ケアができる
- 歯の黄ばみを防ぐ
- 使い方がカンタンなので習慣化しやすい
1.虫歯・歯周病予防になる
マウスウォッシュは、口の中の雑菌を殺して、虫歯や歯周病を予防する働きがあります。歯磨きをして、歯のネバネバを取り除いた後にマウスウォッシュを使うことは菌を減らす事に効果的◎
2.口臭ケアができる
口臭の原因菌を殺菌できるマウスウォッシュであれば、口臭を抑える効果が得られます。細菌を殺菌する「クロルヘキシジン」や「CPC」、口臭の原因物質を抑制する「二酸化塩素」「塩化亜鉛」が含まれているものは口臭ケアに優れています。
3.歯の黄ばみを防ぐ
歯のホワイトニング効果が得られるマウスウォッシュもあります。マウスウォッシュのホワイトニング効果は「歯を白くする」のではなく「歯本来の白さを保つ」ことが目的なので、歯の黄ばみ予防として使うことができます。
4.使い方がカンタンなので習慣化しやすい
口に含んでうがいをするだけなのでとってもカンタン!マウスウォッシュを毎日の習慣にするだけなんてとってもお手軽ですよね。
この方法であれば「忙しくてもできそう!」と思えますね。
口の中に含んでうがいをするだけで殺菌効果が期待できるマウスウォッシュは、虫歯や歯周病予防、口臭ケア、黄ばみ予防など、いろいろな効果が得られる便利な製品なんです。
種類もさまざまあって、上記ポイントに特化した製品があります。自分が一番効果を感じたいと思うものをぜひ探してみてくださいね。
大切な歯を守って、安心して美味しいコーヒーを飲みましょう!